作品及び人物描写の反省点
主人公の性格について:
煮え切らない性格でしたね。書いていて、もっとも面倒な主人公でした。たぶん、私が執筆している他の作品に目を通して下さった方は分かったと思われますが、この作品の主人公を書くのは、ずいぶん骨を折りました。
普段、主人公を「悪役」の位置につかせる私が、今回この作品では「正義の味方」に近いポジションに抜擢してしまったため、非常に苦しい物語の運びとなってしまいました。と、いうもの、正義の味方というものは、往々にして「受身」であり、主体性に欠けている為、問題が起こらない限り体を動かさないからです。まあ、そこが、格好良いんですけど!なんか、普段出しゃばってないけど、ピンチの時に駆けつけてくれるそんな存在。
バイキンマンが町で騒動を起こさない限り、アンパンマンは活躍できません。犯罪の予防は難しいですから、事が起こってからでないと動けません(警察やレスキュー隊しかり)ゆえに、今回、主人公の活躍の場を見出すために、あらゆる王道イベントを駆使して物語の進行を進めました。オリキャラの乱用と、下ネタの暴走、もう途中から泣きたくなりました(←なら、書くなよ)
無理はいけませんね。本当。
背徳的でなく、それでも聖人のようにならず、人間的な『普通の人』を目指したかったので、読んでいてもややこしかったと思います。脱力系でもなく、だからといって正義感が溢れているわけでもなく、あくまで正義の味方に近い、いや、勘違いされちゃっているポジションで頑張っていこうと決めていたのですが、まあ、キャラが確立されていないので、自分でもたまにこの発言はさせて良いのだろうかと、悩んだシーンも度々ありました。
特にヨークシン編。あそこは恥らうべきなのか、どうか。結局、年齢やそれまでのトラブルを乗り越えてきた経験を考慮し「大人の女」を演じてもらいました。ヒソカ夢を銘打っていますので、閲覧なさる方も作中に下品で不愉快な会話がなされていても気になさらないだろうと思い、後半はふんだんに、そりゃもう管理人の品性と人格が疑われる程盛り込みました。先日、「原作の下品でキモいヒソカが大嫌いでしたが、このサイトに来て考えを改めました」というコメントを頂き、コーヒーを噴いたのは記憶に新しいです。いや、前半ほのぼのだったのにね。後半、まずったかな。
今から思えば、子供に対して慈悲深いのは結構ですが、主人公の他人に対する思いやりが著しく欠けていたように思います。子供は確かに庇護の必要な存在で大切にすべきで傷つけてはいけないものかもしれませんが、だからと言って「大人は強いから傷つけても良い」という理論にはなりません。誠実では決してないけれど、背徳的にならないよう気をつけ、日本国憲法の下に考えられる善悪の区分ができるヒロインを書いていたのですが、いやはや難しかったですね。人の命の尊さを知ってはいても、人の気持ちの機微を読み取れないんじゃ一人前の大人とは言えませんよね(笑)
結論:人間味のある主人公を書けて良かった。
[物語の進行と読者数の推移]
出会い編:『グロさ・エロさ・キモさ』を書かず、ヒソカファンが抜ける。
暗殺一家編:求められてもいないのにシルバを前面に出し、イルミファンが抜ける。
ヒソカ救済編:オリキャラを出しまくって、読者離れが加速。
ハンター試験編:微糖どころか無糖。主人公組のファンが抜ける。
ヨークシン編:下ネタフィーバーで、クロロファンが抜ける。
旅団編:と言いながら旅団の活躍無し、蜘蛛のファンが抜ける。
なんか、達成感でいっぱいです。はい。
松岡正樹